ぎゃわんぶらあ大仏天鳳の雑記帳

統合失調症で働けなくなってる40代です

有限会社のガソリンスタンドの斜陽

けっこう繁盛してた我がガソリンスタンド

でも問題が起きました

店長が社長と喧嘩して辞めてしまったのです

 

店長は女性関係で揉めてました

お金目当てで来た女性に色々とられたっぽいです

だから女は怖い…

いいアパート住んでたのにものすごい劣悪なとこ引っ越してました

引っ越しの手伝いしたけどベッドと仏壇で大半のスペースが埋まるほど狭い

それで心が荒んで社長に喧嘩売ってやめてしまったんです

 

正直この時代はガソリン自体では利益は出ません

油外といって洗車やオイル交換やタイヤ等で利益出さないとやってけないんです

その販売の種まきの7割くらいやってたのが店長でした

 

新店長は元専務役がなりました

みんなに説教します

「前の店長が種まいてたからいいけど今後はみんなでやらないとやばい」

んなこと言われても新店長すらまともにやれないこと一般従業員がやれるわけがない

どんどん経営は悪化

 

社長は私に給与の引き下げを言ってきました

社長の愛人の息子をゲームで人質にしてた私は強気に出ました

結果下げられるのは「週1日の休日出勤をなしにして休みをくれる」というもの

そのせいで遅番やってた社長の血のつながった息子は遅番の次の日に早番やることになりました

「なんで俺だけこうなるんだよー!」と言ってました

 

そしてどんどん減るお客様

バイトもどんどん減らす

 

そして倒産しました

有限会社の社長の息子と愛人の息子

社長には妻と息子がいました

息子は私が入社当初は大学生で後に一緒に働きました

社長の息子だけあって商売の知識がありました

ある日、私が普通にお客様の車のドアを開けようとしたらノブがパキっと割れてしまった

たぶん元からヒビが入っていたのでしょう

私はお客様に「修理代の請求書を送ってください」と言ったのですが

お客様「え?私が修理依頼するの?」

社長の息子がすぐ気がついて自分の車のディーラーに修理依頼しました

社長の息子は「お客様をなるべく動かさない」という商売の基礎ができていたのです

 

社長と妻は別居し息子は中立だったようです

妻と仲が冷え切っていた社長は普通に愛人を作りました

近所のラーメン屋の女主人です

経営者同士気が合ったのだと思います

我々従業員もよく食べにいきました

 

愛人には小学生の息子がいました

親が熱愛中で小学生の息子は夜の邪魔ですよね?

そこで私が自宅で初代プレイステーションで遊んでるのを知ってる社長はこう言ったんです

「あの子一晩預かってくれんか?」

 

まあ預かってプレイステーションで遊ばせました

スーパーファミコンしか持ってなかったその子にはもうものすごく楽しかったようです

私はけっこう大人向けのソフトばかり持ってたんですが

行きつけのゲーム屋が店頭販促で使い終えた「体験版集」を2~300円で売ってたんで大量に持ってたんです

体験版とはいえものすごい種類があり子供向けもいっぱい

その子は私が預かると毎晩徹夜で私は365日早番なんでしんどかったです

 

弟夫婦が遊びにきたときその子預かってて4人でスゴロク系のゲームやりました

2時間くらいのモードでその子ぼろ負けで終わりそうなとき

 

「ぽち」

 

そのこいきなりリセットボタン押したんです

小学生ってこういうもの

 

その子は親さんにねだってプレイステーションを買ってもらいました

ソフトはなしで私の体験版を借りるということでね

でも私はその子をかわいがってたんでゲーム屋つれてって「1本だけ好きなの買ってあげる」と言いました

選んだのはクラッシュ・バンディグーというソフト

任天堂のマリオ・セガソニックソニーが対抗すべく出したキャラがクラッシュです

ゲームは3Dのマリオ系

 

1か月くらい預かってなかったらその子がクラッシュの腕前を見せたいといいました

預かってみてみるとドット単位で敵の攻撃を避けたり高難度ステージの制限時間を1/3くらいの時間でクリアしたり

すっかりクラッシュの名人になってました

 

物腰の柔らかい専務役の従業員は

「いいなあ、俺もゲームの先生なりたい」と言いました

だって大事な愛人の息子を私に人質にとられた社長は私に強気なこと言えなくなってたんです

 

ま、本当はゲームより学習マンガでもプレゼントしてあげましょう

「これでお子さんの成績あがるかもですよ?」とかね

それが人事部長とかで喜んでもらえたらこっちのターンです

 

子供は親の弱点です

有限会社のガソリンスタンドでの私の価値

私は新体制のガソリンスタンドでは能力が劣っていた

整備もセールストークもろくにできない

しかし私にも有利な点があった

 

私はこのスタンドを休んだのはインフルエンザにかかったたった3日だけです

この3日間を社長は「さぼったと思ってるでな」とかいうひでえ扱い

それどころか365日出勤なんです

最初は週1休みでしたが私が早番、店長が中番、専務役が遅番でやってました

遅番が休んでも人間って大人になると夜更かしは平気になるんで店長は普通に残業しました

ところが早番の私が休むと辛いというんです

社長が「かわいそうだとは思わんか?」とかいう

私がそういう情に弱いことを見越して言ったんです

で、週1休みは返上というか朝3時間だけ勤務になり無休になりました

でも6時出社で3時退勤が普通な私はぜんぜん辛くなかったです

 

正月とお盆は私と社長以外全員休みやがりました

しかたなしに友人のムテキング誘って3人で時間短縮営業

私マジで365日出勤だったんです

 

そしてもう1つの利点はこれ

私が統合失調症治療のときのリハビリに祖母が買ってくれた「ワープロ」です

このスタンドはPCやワープロ扱える人がいなく書類作成を外部に委託しました

私がワープロできると社長が知ると大喜びで私に書類作成させました

経費かなり浮きますから

私は書類の知識なんかないので社長にどういうのを作ればいいか聞きながらやりました

つまり社長がプランナーで私がプログラマーみたいなものです

社長はワープロのスペックを超える要求をよくしてきて私はそれはできないのを説明するのが大変でした

店長は「ワープロできるとか才能やなー」とか言ってました

 

結果的に私はけっこう大事にされて給与もよかったんです

統合失調症から数年で稼げるような月給ではなかったんです

 

次回予告

「社長の息子と愛人の息子」

お楽しみに

 

イメージガール商法

あらすじ

すっかり寂れた有限会社のガソリンスタンドに現れた新社長はたった1~2か月で売り上げを数十倍にしてしまう商売の天才だった

 

社長が元居たガソリンスタンドから引っこ抜いたうち1人は女子バイトでした

ものすごい働き者でセールストークもうまく洗車作業はマッハでやり小柄でかわいい

こういう子がいるガソリンスタンドにまた行きたくなる男性はわりと多いんではないでしょうか?

しかし新たな男子バイトがこの子の彼氏になってしまいます

すっかり忙しくなった我らがスタンドの仕事量にうんざりの彼氏さん

イメージガールに最高のこの子つれて暇なスタンドで楽するってやりやがった

んでこんないい女子バイトがいなくなってしまいました

 

社長は即求人しました

なんか「かわいければいいからな」とか試験官なんかやたことねー私に面接官やれいいます

私断って店長にやってもらいました

んで店長がやって一番かわいい子を選びました

そのこすんごいさぼり魔で「具合が悪い」って事務所の奥の椅子ですぐぐったりします

マジなーんも働かない

んで友人のムテキングがカラオケにいこうと私とそのさぼり魔の3人でいきました

なんか全く具合が悪くないどころかすんごい元気に歌ってます

あー店長は人を見る目がないから私に面接官やらせたかったのかと思いました

さぼり魔少女は1週間でクビでした

 

私は試験官をやりました

3人いて一番笑顔のいい娘を選びました

プロポーションいいわけではないけどスポーツ系でなかなか仕事しそうと思ってです

他にもっとかわいい子いたけどどう見ても働く気がなさそうなんで切りました

 

その子にまあ親父ギャグでも言ってなごませようとしました

私「おまえ顔まんまるやな?」

ぷーっと膨れた顔はまさにまんまるになりました

私「でもそれがかわいいんだぜ?」

その子は「セクハラは訴えますからね」とジョークを返してくれました

 

見込み通りよく働くバイトでした

人を見る目ねえ

私はゲームとかのせいでフレームノイアっていう「目を合わせるのが苦手」な病気もあります

しかし普段に目を見ないと真剣な場面で見ると目の底まで見える気がします

 

あなたは私に目を見られたいですか?

 

商売の基本・集客

あらすじ

旦那が亡くなって細々やってたおばあちゃんのガソリンスタンドに就職した私

そこに明らかにやり手な新社長が来ました

 

おばあちゃんは隣に家があり地主となりました

年金もあるし土地代だけで生活できたんです

 

社長はまず古びたガソリンスタンドの補修を従業員で行いました

施設のことを知ってるため残ったような私は

「このリフト(車を持ち上げる装置)はカクカクとしか動かないんで高く上げるのが危険」と言いました

私は低く上げてオイル受けを滑り込ませてオイル交換してました

社長と店長と私で修理、原因は作動油がかなり古いからなのでリフトのオイル交換です

オイルを抜いたら社長は私に「ちょっとこっちこい」言いました

店長がリフトから少し離れた瞬間にオイルの抜けたリフトのスイッチを社長が入れやがりました

 

「スポーン!」

 

マッハの速度でリフトが上がり店長は腰抜かしました

店長は危険性について甘い面があったのでリフトは危険と身をもって教えたのです

 

店長は本当に身軽で高さ10m以上あるガソリンスタンドの屋根に軽々上って旗つけました

私は設置物に重りを入れたり手伝ったり

 

そして整備が終わると社長はプロに依頼したチラシを私と女子フリーターで全部配れいいました

そこで新しいバイトが来て4人でやったんですがもう何千枚あるのやら

信号で止まった車に渡したり行ける範囲の民家回ったり

 

男のバイトと私の2人でチラシ配りしたとき

私「そこの会社の社員寮いこうぜ?」

これ不法侵入以外犯罪にならなくて犯罪にするには警備員等から「出て行ってください」と警告ないと自由なんです

鍵もかかってないロッカーになんか入れられても警察は相手しません

靴箱のロッカー並んでるんですげえ速度で3日分のノルマを2時間で終わらせました

報告したら「よくやった!」と褒められました

 

そのチラシはイベント開催のもの

給油1000円分で箱ティッシュ5個

ものすげえ量の客きました

忙しいっつってんのに店長は車の点検やってオイル交換しまくってます

私はヒーヒー言いました

 

そしてある紙を客に配ります

「スタンプカード」です

貯まると景品になります

 

社長はたった1~2か月で売り上げを何十倍にもしてしまいました

まさにほんものの商人(あきんど)でした

 

真の社長登場

あらすじ

社会復帰しようと有限会社のガソリンスタンドに就職した私

そこは旦那に先立たれたおばあちゃんがきりもりするほぼバイトだけのガソリンスタンドでした

 

このガソリンスタンドでまともな従業員は私以外に2名

ガソリンスタンドのブランドから派遣された社員と灯油の配達のおじいちゃん

私は体力もバランス感覚もなく「ドラム缶を転がすために傾ける」という作業が一生できませんでした

配達のおじいちゃんは私よりはるかに小柄ですが力の加え方がうまく軽く傾けてしまえました

方向音痴で道が覚えれない私に対しておじいちゃんは地元民で細い道まで知り尽くしてました

車の技術面は私が勝ってても配達ならどっちが勝ちか明白ですね

 

3か月ほど勤務したらなんか出社したら変なおっさんがいます

バイト連中と喧嘩してました

おっさんは「わしに従えないなら辞めてもらう」と言いました

私は悟りました、この人は新しい正式なオーナーなのだと

配達のおじいちゃんと私以外は全員辞めてしまいました

みんな学生で楽したい子ばっかだったんです

 

このおっさんは有限会社であるガソリンスタンドの社長になりました

私と2人で勤務を数日やりました

ある日

社長「なんや売り上げこんだけか?おまえもう1台客拾うまで帰るな」

私は「なら自分の車にガソリン入れます」

社長「ふざけるな、油売る苦労叩きこんだる」

私は仕方なしに旗を振って呼び込みしました

2時間以上旗振ってやっと1000円分のガソリンが売れました

社長は「よくやった、風呂ちゃんと入ってゆっくり寝ろ」と言いました

 

社長は元いたガソリンスタンドから3人の優秀な従業員を引っこ抜いてきました

技術力もあり商売もうまい私の2歳上の店長

30代で物腰の柔らかいいわば専務役

10代でバリバリ働くバイト女子

こいつらマジすげえんで私はタジタジでした

 

次回予告

「商売の基礎・集客」

お楽しみに

 

 

統合失調症後の再就職

内職なんか性分に合わないのが私です

黙々と同じ作業なんか大嫌いだし私は他人の目がないと手抜きします

今において生活改善できてるのは「訪問看護の目」があるからですね

見られてると目立ちたがり屋なんで異様に頑張るのが私です

 

私は自分は「精神病は治って神経症に軽減された」と勘違いしました

保護者いたんで病気の状態を説明されなかったんです

だから自分が障碍者だとか思ってません

薬も少量になってたんで面接行きました

 

コンビニのバイトを2件滑りました

とある求人を見ました

(有限会社…?)

それはガソリンスタンドでした

 

面接いくとそこは簡単に受かりました

そりゃ前の職場で危険物免許持ってましたし

私以外は学生バイトしかおらず先代の老主人が亡くなったとこでオーナーのおばあちゃんが会計やってました

実働部長は他でいう「コスモ」や「エネオス」みたいなブランドから派遣された社員

しかし本州のブランドではなく私は聞いたこともないブランドでした

そこで「つなぎ」として社員が派遣されなんとか維持してました

 

私はオイル交換もタイヤ脱着交換もあまつさえパンク修理も手洗い洗車もできます

オーナーのばあちゃんに「あんた神様や」言われました

ガソリンスタンド経験1年あればこんなの普通なのに

 

すんごいぬくい職場でリハビリにちょうど良かったです

しかしそんなぬくい職場が長く存在できるはずもありません

 

次回予告

「真の社長登場」

お楽しみに

 

 

私がした「内職」

私がある程度回復したら母は働いてた工場から内職をもってきました

車の配線パーツをつなげるだけ

簡単ですがノルマがとんでもなく高いです

母も一緒にやってもできないので辞めました

 

こんなのを作る内職もやったことがあります

なんでか知らないけど病気復帰後の私にできるノルマのにしてくれない

親が交渉したんで病名を伏せてたんでしょう

当時の名称は精神分裂病、まともに仕事をいただける病気じゃないです

今もそこまで変わってませんね

 

 

自宅での統合失調症治療

自宅へ帰され私の部屋は「座敷」になりました

TVもなんにもないです、床の間と仏壇があるだけです

精神が疲労して異常がでたようなの外界からの情報を遮断し休ませるのが得策です

偉大なる先生が家を視察して選んだんでしょうかねえ

 

母は私を外へ連れ出すのをやめました

偉大なる先生の指示でしょう

母がやろうとしてたことは治療なんかじゃなかったですから

 

弟だけは「マインドコントロールは解けた?」とか馬鹿にしてきます

まあ子供なので仕方ないです

 

タバコは外のエアコンの室外機そばで吸ってました

なぜそうしたか自分でもわからないです

 

薬はかなり多かったです、特に粉薬が

それで幻聴がだんだん大人しくなっていったんです

後に幻聴のことを偉大なる先生に話したら「1人で戦ってたんだな」と言われました

 

ある朝目覚めたらとても静かでした

幻聴は「もう終わったんだ」と言いました

しかし幻聴が消えることはありません

今も呼び出せば聞こえます

私のしもべとしてね

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統合失調症というか精神に異常ありそうな人への対応は

優しくなだめて医者に行かせる、これが正しいです

素人判断で治療なんかしたら必ず悪化します

あなた精神異常ある人に「そんなの気にするな」とか無茶苦茶いって励ましてませんか?

それはものすごい逆効果です

励ましていいのは精神が健康な人です

 

あなた、もしかして何か「声」が聞こえたことはありませんか?

 

偉大なる先生・私を救ってくれた副院長

pixivで「院長」で検索すると悪いイメージの画像が多い

みんな何か勘違いしてないだろうか?

悪い医者だっているが基本的に「命を守る戦士たち」である

 

病院にかつぎこまれ、私はベッドに寝かされ尿道にパイプを通される

植物人間に等しい体になっていたので排泄のためである

便はしばらくでなかった、何も食べていなかったから

 

夜、私は全身を氷枕で冷やされていた

統合失調症の影響でかなりの高熱だったと思われる

目に光を当てられる

後に弟に語ったが瞳孔が開いた世界は緑かかった色に見えた

 

私の主治医はその総合病院の副院長だった

精神科医でありながら副院長なのだ

私に優しい言葉で話しかける

私はあまりの優しさに何か反応した

先生「この子本当に…」

そういって私の肩に当ててくれた手はとても大きく暖かかった

 

投薬と栄養補給は点滴だった

カウンセリングも受けたが何も答えれず体が傾くだけだった

幻聴にまだ脅されていたからだ

 

徐々に回復していく私

おかゆから食事をとり血が混じっていたが便がでた

尿道のパイプも外された

ニコチン中毒な私は母にタバコをせがんだ

休憩所で2本吸うと看護師さんは「今日はそのくらいにしておきましょう」といった

 

数週間の入院で自力で立てて歩き、言葉も話せるようになった

そして内科病棟をいきなり追い出された

本来は精神科病棟ではない、偉大なる先生は無理して入院させてくれたのであった

 

次回予告

「自宅での静養」

お楽しみに

 

そして人生で一度きりの入院へ

統合失調症でどんどん狂っていく私

TVで自分のことを言ってるのではないかとTVと喧嘩する

母に無理やり連れられ外出しても監視されてると周囲を警戒する

座っても静止することができない、だんだん体が傾いてしまう

弟にマインドコントロールを事実だと話そうとすると強力に肉体を押された感覚

弟に「逃げろ!」という

 

医師に化けた幻聴は所長や私の友人だった人を連れてくる

無論それも幻聴である

知り合いにも無数に攻められる

 

とある雨の日、私は1日だけ幼児退行した

雨の音で歌っていた

 

医師に化けた幻聴は院長をつれてきたといった

医師は「彼の前では「バラバラになる」以外言ってはならない」

しかし声は私の脳波を読んで言葉に変換できる設定である

当然院長を名乗る幻聴を怒らせる

 

医師は「おまえが助かるには何も飲まず食わずにし体を絶対動かさないようにしなければならない」と言った

そうしたら「白い部屋」で生きながらえさせてくれるという

実行してしまった…足のかかとに動けない老人のような床ずれができた

 

私は家族に総合病院に担ぎこまれた

車へ背負ってくれたのは当時17歳の弟だった

幻聴は「緊急事態だ!」と救急車のランプのように目が回った

病院で足を痛がるので腰の脊椎に麻酔を打たれたとおもう

動かないはずの私がビクンと動き、看護師「先生、この子怖い」

針が折れたらしい、摘出の治療が行われた

 

後の障碍者年金の申請に関する書類で私は内科に運ばれ精神科に紹介状を書いて委ねられたことを知る

この病院には精神科病棟はない、内科病棟に入院したのであった

 

次回予告

「偉大なる先生」

お楽しみに

統合失調症の発症した私に周囲が行ったこと

まず所長が家に押しかけてきました

家族を言いくるめてばあさんは「私は所長さんの味方やでな」と言いました

家で実権があったのはばあさんです

そして私は仕事を辞めさせられてしまいました

 

母が私の看病しました

実は母も精神病で障碍者なんですが全く知識がでたらめです

休ませなきゃならない私を外へ連れ出しました

進路相談に行かせて働く復帰させようとしました

とある技術系の学校に面接まで受けさせようとしました

統合失調症発症時期にこんなことされたんで私は悪化していくばかり

精神科へ連れて行くという発想が微塵もなかったです

 

じいさんは「精神病なんか隔離病棟放り込んでまえ!」という方針ですが意見力なんか全くないんでガン無視されました

今思えばじいさんが一番正しかったです

弟はなにが起こってるかよく理解してなかったようです

 

ムテキングから心配して電話もありました

私は電話中に半身が痛くなったんでそれを伝えました

ムテキング「●●病かもしれんで?」

まるででたらめな病名です、精神病の知識はムテキングには一切ありませんでした

 

デビルマンが家に来ました

デビルマン「助けに来たぞ!」

ウソばっかです彼は人を利用するしかしません

私は玄関の敷居をまたがせませんでした

 

周囲はいじめる気なんか一切ない、普通なんです

母とムテキングは少なくとも私を救う意思があったのはお分かりでしょう

ただし「統合失調症を知らなかった」ため対応ができなかったんです

 

当時は統合失調症なんて病名じゃなかったです

旧名称を「精神分裂病」と言います

イメージが悪すぎたんで緩和しただけ、今現在も恐怖の病気です

名称みたらわかるでしょう、一歩間違ったら私は多重人格になってたんです

統合失調症初夜の恐怖

私の当時の部屋は亡くなったひいばあさんの使っていた離れの部屋でした

統合失調症が内科でもらったいい加減な薬で完全に発症した私

恐怖の夜を過ごしました

 

私の統合失調症の最初の症状は「音」でした

なにかお化けが出てくるような幻聴が聞こえます

しかし無神論者の私は全くおびえませんでした

 

「音」は徐々に「声」に変わりました

風の音、時計の音、全てが「声」に変わりました

 

「声」は最初は自分がなになのかわかっておらず単に脅しをかけてきました

理論のない脅しなんかに屈しない私は軽く論破しました

しかし発症原因は「医者で貰った薬」だとはっきりしています

「声」は医者に化けてしまいました

 

風の音が「看護婦」で時計の音が「医師」です

声は「これはおまえが社会的に害になるからマインドコントロールの実験体にしたということだ」と言いました

私は信じてしまいました、ありもしない「マインドコントロールの実験」を

 

声が一晩中私を恐怖に落としいれようとしました

統合失調症の初期症状はこういう「自身を批判したり非難したりする声が聞こえる」があります

今は平気です、普通に「声」と話せます、コントロールできてるんです

チャネラーや霊能者の正体なんかこの時点でお察しというわけです

 

まるで寝れなかった夜が明け、洗面台の鏡で見たのは真っ青になって大きな隈のできた私の顔でした

恐怖の統合失調症発症

前回までのあらすじ

ハードな仕事と時間のかかるゲームの両立での徹夜連発

私は徐々に狂っていく

 

だんだん人間付き合いがおかしくなっていくわたし

激情的になりすこしのことで怒り狂う

人を心の底から信じた次の日やはりこいつは最低とかもう何も信じない

 

客商売のガソリンスタンドで客は物珍しそうに私を見る

所長は「医者は頭をぼかすだけだから行くな」とか無茶苦茶いう

みんな精神異常あるのを休ませるんじゃなく脅して沈ませようとする

ある夜の言葉

所長「上等だ…」

私「は?」

所長「上々だと言ったんだよ」

 

ムテキングすら理解してくれず敵になってしまう

家族にも全く理解されない

医者行くしかない、私は親に連れられ近くの内科行くことになりました

風邪と診断され風邪薬を出される

しかし、とある薬を出されました

「どうしても頭が痛いとき飲んでください」

 

その薬を飲んだらなにか声が聞こえ始めました

家族が笑ってる声だと思い私は「盗聴器が仕掛けられてる!」と車で家を夜に飛び出しました

 

うろうろして峠の見晴らしのいい場所に車を止める

「俺にはもう帰るとこもないのか…」

すると腕に注射を打たれたような痛みがはしる

私「何をされたんだ…」

ふらふらになり家に帰る

家族「疲れすぎてるからゆっくり休みなさい、仕事も休んで」

でももう手遅れとは思ってなかったようです

 

次回予告

統合失調症の初夜の恐怖

お楽しみに

私の統合失調症の引き金

私はガソリンスタンドに就職し一所懸命働いた

夏は暑く客が来たら猛ダッシュ

冬は寒く車の手洗い洗車も冷水でやらねばならない

それでも頑張った

お客様は車に乗ってるので「いらっしゃいませ!」と「ありがとうございました!」は大声を出す

私の声が大きいのはその経験の影響です

 

所長は元整備士で技術力は相当だった

オイルやタイヤ交換では組んで「どうすれば最短時間で正確な作業ができるか」を教わった

パンク修理、ラジエータの水交換、もうアライメント調整なんて整備工場でしかやらないのも教わった

 

ワックス掛けメインであったがポリマーシークを導入することになった

一番ダメなおっさんが実習いったんで情報聞くにも何言ってるかわからない

私は本社へ送り込まれポリマーの技術を盗むことになった

結果このスタンドでポリマーが一番うまいのは私になった

 

私はこんなに一所懸命11~13時間勤務しながら自宅ではゲームしていた

デビルマンと縁切ってからゲームオタクに戻ったのである

当時の流行りの格闘ゲームなら時間もかからず問題なかった

だがとあるゲームを買ってしまう

 

スーパーファミコン版の第4次スーパーロボット大戦

まだ「ボイス」がないスパロボである

こういう戦略シュミレーション系が一番好きなゲームだった

しかしこういうのはこの時代は時間がかかりすぎて忙しい人には向かない

私は徹夜することが多くなった

 

そしてスパロボをクリアすると「伝説のオウガバトル」を買う

タクティクスオウガ」の原型となったリアルタイムシュミレーション

しかしスーパーファミコン版は「戦闘パートにセーブ機能がない」という欠陥があった

したがって3~5時間かかるステージをクリアしないと本体の電源が切れない

私の親に言ってもまるで理解しない爺さんが電源落とす可能性が高すぎる

仕方がないので毎晩徹夜した

2週目もやって、これが私の統合失調症の引き金となったゲームとなってしまった

 

次回予告

統合失調症発症」

お楽しみに