私はガソリンスタンドに就職し一所懸命働いた
夏は暑く客が来たら猛ダッシュ
冬は寒く車の手洗い洗車も冷水でやらねばならない
それでも頑張った
お客様は車に乗ってるので「いらっしゃいませ!」と「ありがとうございました!」は大声を出す
私の声が大きいのはその経験の影響です
所長は元整備士で技術力は相当だった
オイルやタイヤ交換では組んで「どうすれば最短時間で正確な作業ができるか」を教わった
パンク修理、ラジエータの水交換、もうアライメント調整なんて整備工場でしかやらないのも教わった
ワックス掛けメインであったがポリマーシークを導入することになった
一番ダメなおっさんが実習いったんで情報聞くにも何言ってるかわからない
私は本社へ送り込まれポリマーの技術を盗むことになった
結果このスタンドでポリマーが一番うまいのは私になった
私はこんなに一所懸命11~13時間勤務しながら自宅ではゲームしていた
デビルマンと縁切ってからゲームオタクに戻ったのである
当時の流行りの格闘ゲームなら時間もかからず問題なかった
だがとあるゲームを買ってしまう
スーパーファミコン版の第4次スーパーロボット大戦
まだ「ボイス」がないスパロボである
こういう戦略シュミレーション系が一番好きなゲームだった
しかしこういうのはこの時代は時間がかかりすぎて忙しい人には向かない
私は徹夜することが多くなった
「タクティクスオウガ」の原型となったリアルタイムシュミレーション
しかしスーパーファミコン版は「戦闘パートにセーブ機能がない」という欠陥があった
したがって3~5時間かかるステージをクリアしないと本体の電源が切れない
私の親に言ってもまるで理解しない爺さんが電源落とす可能性が高すぎる
仕方がないので毎晩徹夜した
2週目もやって、これが私の統合失調症の引き金となったゲームとなってしまった
次回予告
「統合失調症発症」
お楽しみに