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信長の野望online、それも大型アップデートがありました
飛龍の章が2.x、破天の章が3.xだったと思います
こういう大型アップデートがあるとオンライン開発は人事異動があるもの
そこであまり良くないディレクターに変わっちゃったんです
・特化・新職業の実装
特化というのは私の職業の僧の場合、仏門（回復専門）僧兵（殴り専門）密教（攻撃術専門）と１つの職業がさらに細分化されるものです
元々7職業もあり転職もなく優遇不遇が酷かったんですが特化の実装でそれが21職業になったような形になりさらにひどくなりました
そこで新職業・傾奇者でもう24職業とか無茶苦茶
私のアムロレイと名付けられた僧は、元々回復やりたくて僧になったので仏門になりました
仏門は優遇特化で救われましたが僧兵や密教を選んだ方は不遇がさらにひどくなったと聞きます
なんでゲームで差別とかあんねん！とか考えてないんですね
・TD（トライアルダンジョン）の実装
今のMMOには必ずMOみたいな空間でそのパーティーに占有されたダンジョンが存在します、それをインスタンスダンジョンと呼びます
それのはしりがこのTDでモンスターの取り合いを無くしマッチングでも楽しめるというもの
ただしこのゲーム、人口が大したことないのにサーバーで分割されマッチングは1時間まっても1人来るかどうかで機能しませんでした
仕方なしに外でパーティー集めて挑む
MMOの醍醐味は他人のパーティーが同じエリアに居るで必要なら狩場を変更とか工夫するものですがそういう余地がなかったです
その後こういうインスタンスダンジョン形式のコンテンツばかりになり「MMOやなくMOやん！」と言われるようになってしまいました
・知行・携帯要素の追加・生産の複雑化
知行っていうのは携帯使って自分の土地を持ち産物を得るものです
そこで得た産物を生産で素材にして作る上級装備が出ました
しかし中間材料を他の職業に作ってもらわなきゃとかすごく手間のかかるもの
一部の生産のエキスパートのみが新生産で莫大な利益を得て富を得るんですがつまり貧富の差が広がったんです
しかもこの携帯要素、有料です
・憎まれっ子世にはばかる
こんな改悪ばっかやったディレクターが後にコーエーテクモで代表取締役になってしまいます
経営という面では優秀なので社長職には向いてますが、ゲーム開発者としては下の下なのでその時代を知ってるユーザーはコーエーテクモのゲームを毛嫌いしてやらない人が増えたと聞きます
私は破天の章までやって辞めました
理由は人間関係のもつれというか私がうっかり皮肉を言ったらすごい批判されてチームのようなものから主要メンバーが抜け、それなら私が辞めればその人達が戻ってきて逆にチームに有益と考えて身を引いたのです
そのチームは元々は私の後輩が作ったものですがそいつが無断で全然インしなくなったんで私が仕方なく代理リーダーやってたんです
私にリーダー気質とかあるわけないって思って優秀な女性プレイヤーを3人「秘書」として任命したら運営はうまくいってました
私が身を引く際、その3人で最もまとめ役に向いてると思われる方が引き継いでくださったので思い残すことなく後を任せれました
なんやかんやで楽しかった数年間でした
黎明期のMMOですがPS2で発売されたのもありみんなMMO初体験で目を輝かせてたものです
リアルフレンドまで巻き込んで職場仲間だったので集まると信Onの話しばっか
周りの冷ややかな目をガン無視してとても楽しい会話をしました
オフ会も1度だけして、その中で1番強いくノ一がすごく丁寧な言葉を使う女性だと思ってたらごついおっさんでびっくりしたのを覚えてます
最後は少し残念な終わりだけど、楽しかったよ信On
