デビルマンと縁切った時点で私はなにもバイトしてなかった
だってデビルマンが面白がって私を金髪モヒカンにするからね、そりゃ首になりますわ
バイトしなきゃなのに「休め」とか普通に命令してくるひでえやつだった
ムテキングと復縁し「俺のバイトしてるガソリンスタンドに就職しないか?」とか言ってきました
私を悪の道から引き戻すだけじゃなく就職まで斡旋してくれた本当の親友でした
その時代はセルフのガソリンスタンドがまだ法で認められていない時代、当然フルサービスです
面接はさっくり終わり、研修期間らしきものもはっきりせずいきなり実戦
私は初日は3~4個もキャップを締めわすれました
先輩から「指差し呼称」を教わり今でも荷物の準備とかで使ってます
ある日所長の家で宴会が開かれました
所長曰く「ベストメンバーが揃った」と言いました
私は「はりきりボーイ」と紹介されました
ムテキングは陰口を嫌う人で私が「あのおっさん(所長ではない)があんなこと言ってたけど大丈夫なん?」というとすごい激怒して辞めてしまいました
ムテキングは怒っても冷静さを失わない人なんで(卒業間近だからかまわない)と考えたんじゃないかと思います
楽しいガソリンスタンドでした、私は一所懸命働きました
今のそのガソリンスタンドは社長が健在で存在します
本来私は今もあそこで働いてたはず
そう、あの病気さえなければ…
次回予告「初めての愛車」
お楽しみに