私は警備員だったけど武勇伝は少しあります
・最大の武勇伝・たった1人で20人ほどの暴走族を追い払った
なんか白昼堂々、施設の表玄関に暴走族はたむろしたときの話しです
職員さんはびびって私1人でなんとかしてと言いました
私は人数が多かったけどよく観察し、ヘッドと思われる人物にこう言いました
「すみませんがここで集団で居られると他のお客様が怖がってしまうので申し訳ないんですが退去していただけませんか」
警備員は警察官ではありません、法による権限なんかなくお願いしかできません
しかしここは自治体の土地でこの言葉は「退去命令」です
もし出てかないなら「不法侵入」として警察呼べます
ヘッドクラスはこういう法律知ってて当たりまえなんです
ヘッドは「わかった、10分くらいで出てくから待ってくれ」と言いました
コンビニのバイトの兄ちゃんに一応覚えておいたほうがええでと話したときは感心されましたね
・浮浪者をド深夜に追い出した
公民館みたいな施設は浮浪者が居つくのにちょうどいいです
なんか巡回してたら屋内駐車場で寝てます
こういうのは私でも怖くないんで
「出てかないと警察呼ぶぞ!」
と無理やり叩き起こして退去させました
昔から最強の脅しなんか「警察呼ぶぞ」に決まってるんです
・ホームレスの老人に食糧を分けてあげた
私は昼に母が作ってくれた料理を頼りに、15時間勤務を100円で5本のパンだけで勤務しました
警備員の給料なんか安いからね?
結果、後に高血圧を30代で発病、ここまで無茶しちゃいけません
ホームレスの老人…といっても日雇いとかでネカフェでシャワーとか浴びてて身綺麗な男性と一時仲がよかったです
別に乞われたわけじゃないけどたまに5本のパンから2本くらい分けてあげました
老人は「本当にありがとう」と言ってくれました
私は友は守りたいという精神です
・夜中に火災警報器がよく鳴るんでかなり苦労した
これ現場確認しないと止めただけじゃ火災なのか誤報なのかわからないです
施設の火災報知器システムが古かったんでよく誤報があったんですね
職員さんは警備員いるんだからと報知器の改善に資金なんかかけてくれなかったです
施設は広く、報知器のランプのついている場所を特定するため地図を使います
実は地図の存在は先代の警備員にも誰にも教えていただけず自分で巡回中に調査して発見してたんです
まあ記憶にはっきりしてるのはこのくらいかな
う?なんかこれをたった1人でやるのは大変じゃね?
だからそこいらの常駐警備のおじいちゃんが普通にやってることだってば
聞いたところによると別の施設で巡回中に溝にはまってお亡くなりになった方もいます
なにもなければ暇ですが「危険度」でいえば警備なんか高くて当然なんです