前回より時間は少し遡ります
私がまだ彼女と付き合っていたときです
彼女は友達の女の子に誰か男子を紹介してと言ってきました
まるで心当たりがなかったんで中学の卒業アルバムからそれなりにかっこよさそうで少しは話せそうなやつらに適当に電話しました
2件断られたかな、まあ怪しいと思いますよね、そんなに仲いいわけじゃないのに
しかしとあるやつに電話したら2つ返事で「うん、いいよ」とOK貰いました
彼がデビルマン(仮称)です
そこで私の彼女が私の親友のムテキングを先輩の番長使って理由のいい加減な賠償請求事件がおきます
しかし紹介の話しが進んでたので私はデビルマンに「あの女の子たちそうとうやばいからなんとかふってくれ」と頼みました
そしたら紹介の日にデビルマンは彼女を連れれてきたんです
最初から二股かける気だったんです
紹介は失敗(で私には成功)となりました
デビルマンはギターが得意で私にベースを貸して「一緒にやってみないか?」と言いました
数日練習して1曲弾けるようになりました
デビルマンはベースのパートの簡単な曲を選んでたようです
私は彼女と別れる口実を考えていて、ベースを使いました
私「君の代わりが見つかったから」彼女「何?」私「ベースだよ」
彼女はもうわけがわからないようでしたがうまく別れれました
人を陥れて賠償請求なんかでっちあげる娘なんか私は用はないです
デビルマンと深夜の公園で私がタバコを吸いました
冬なのでデビルマンは「体冷えるぞ」と言いました
私は「眠気覚ましになる」と言いました
デビルマンが「ふーん」と言って後ろ向いて小声で「バカじゃねえの」と言ってたのが聞こえましたがそれは無視しました
デビルマンは空手をやってました
しかし暴力はしなかったです…ある時期まではね
デビルマンは彼女とうまくいってたように見えました
しかしある夜、別れる話しをされたと私に相談してきました
そのとき見た純情な涙は忘れません
そして別れました
私は大してモテないんでフラれても平気ですがデビルマンはフラれた経験がほとんどないようなイケメンでした
そして男は「オリジナル」という女性を生涯に1度持つ場合があります
そう、プライドの高いイケメンのデビルマンが自分のオリジナルの女性にフラれたんです
オリジナルな女性とは生涯でもっとも大切な女性という論もあります
そして心が砕けたデビルマンは覚醒してしまうんです
「サイコパス」に